着席したら、姿勢を正し、「お願いします」と挨拶しましょう。
④ ⑦ ①
⑥ ⑨ ⑤
② ⑧ ③ |
碁笥、フタは碁盤の右側に整頓よく(左利きの場合、碁笥は左側でも可、フタは右側)置きましょう。
初手の着手前に再度「お願いします」、または軽く一礼しましょう。
初手は、原則右上から打ちましょう。
着手が決まるまで、手は盤の外に置きましょう。(石を持たないのが望ましい)
石は交点へ丁寧に置きましょう。(あいまいな箇所に置いたり、打ってある石を飛ばしたりしない
ようにしましょう。
一度打った石を、はがしたり、動かしたりしないようにしましょう。「まった」は禁止です。
碁笥の石を、手でガチャガチャさせないようにしましょう。
相手方が不快に思うような言動(過度のぼやき、三味線、着手への批判、皮肉、嫌味など)は
慎みましょう。
観戦者の口出しを慎みましょう。(両対局者が了解した場合は、対局中でも観戦者はアドバイス
できます)
大差となったときは、いさぎよく投了しましょう。(形勢判断は大切です。日頃から訓練しましょう)
投了の際は、「ありません」、「負けました」等、いさぎよく宣言しましょう。
最後まで打った場合は、数え碁(作り碁)にしましょう。
終局後の整地の際、アゲハマは最後まで握りしめることなく、早めに埋めるようにしましょう。
石をかたづけ終わった後、「ありがとうございました」のあいさつ、もしくは一礼をしましょう。
以上
対局のルールを知る前に、必要なマナーを覚えておきましょう。
囲碁は「棋道」(きどう)といいます。(「棋」は囲碁や将棋の意味)柔道、剣道、茶道、華道など
と同じく、昔から技芸の品位と礼儀を尊重してきました。
対局の相手に不愉快な気持ちを与えず、勝負は盤上でフェアに競うということが対局のマナーの基本
です。 「日本棋院 囲碁入門」より