囲碁愛好会「マナー16ヶ条」

 

 

  1. 着席したら、姿勢を正し、「お願いします」と挨拶しましょう。

  2. 置碁の置石は正しい順番で並べましょう。
    9子局の場合 : ①右上、②左下、③右下、④左上、⑤右辺、⑥左辺、⑦上辺、⑧下辺、⑨天元
      

     ④      ⑦       ①

     

     ⑥    ⑨     ⑤

     

     ②    ⑧       ③

  3. 碁笥、フタは碁盤の右側に整頓よく(左利きの場合、碁笥は左側でも可、フタは右側)置きましょう。

  4. 初手の着手前に再度「お願いします」、または軽く一礼しましょう。

  5. 初手は、原則右上から打ちましょう。

  6. 着手が決まるまで、手は盤の外に置きましょう。(石を持たないのが望ましい)

  7. 石は交点へ丁寧に置きましょう。(あいまいな箇所に置いたり、打ってある石を飛ばしたりしない
    ようにしましょう。

  8. 一度打った石を、はがしたり、動かしたりしないようにしましょう。「まった」は禁止です。

  9. 碁笥の石を、手でガチャガチャさせないようにしましょう。

  10. 相手方が不快に思うような言動(過度のぼやき、三味線、着手への批判、皮肉、嫌味など)は
    慎みましょう。

  11. 観戦者の口出しを慎みましょう。(両対局者が了解した場合は、対局中でも観戦者はアドバイス
    できます)

  12. 大差となったときは、いさぎよく投了しましょう。(形勢判断は大切です。日頃から訓練しましょう)

  13. 投了の際は、「ありません」、「負けました」等、いさぎよく宣言しましょう。

  14. 最後まで打った場合は、数え碁(作り碁)にしましょう。

  15. 終局後の整地の際、アゲハマは最後まで握りしめることなく、早めに埋めるようにしましょう。

  16. 石をかたづけ終わった後、「ありがとうございました」のあいさつ、もしくは一礼をしましょう。

                                             以上


    対局のルールを知る前に、必要なマナーを覚えておきましょう。
     

    囲碁は「棋道」(きどう)といいます。(「棋」は囲碁や将棋の意味)柔道、剣道、茶道、華道など
    と同じく、昔から技芸の品位と礼儀を尊重してきました。
     

    対局の相手に不愉快な気持ちを与えず、勝負は盤上でフェアに競うということが対局のマナーの基本
    です。 「日本棋院 囲碁入門」より